一般社団法人 全国臨床糖尿病医会について
全国臨床糖尿病医会の沿革を紹介します。
本会は、1984年7月に「全国糖尿病診療開業医の集い」として、約20名の有志で出発し、1985年から春と秋の1年2回の会合という現在の形が出来ました。1986年に「全国臨床糖尿病医会(略称:全臨糖)」と名称を変更し現在にいたっています。
なお、2011年2月より任意団体から一般社団法人に移行しています。
2024年1月現在の会員は136名で、北海道から沖縄にいたる全国各地から糖尿病に強い関心を寄せる多くの内科医と眼科医が参加しています。
本会の理念は、「糖尿病の臨床に関する研究の発展ならびに診療内容の充実を促進し、もって国民の医療の向上を期すること」です。
委員会について
4つの委員会が存在しています。
学術委員会
保険委員会
プロトコル委員会
倫理審査委員会
上記の体制のもとに、年2回(4月と9月)東京で全臨糖学術集会を開催し、土曜の17:30~22:30までと日曜の9:00~13:00までの2日間にわたり熱い討論を行っています。また、臨床研究を行い学術誌に発表しています。
会長挨拶
会 長杉本 英克
杉本クリニック医院長 一般社団法人糖尿病データマネジメント研究会顧問
2016年度から、理事会のご推挙いただきまして本会の会長(代表理事)を拝命しました。
初代会長の守屋美喜雄先生に始まり、池田正毅先生、土井邦紘先生、伊藤眞一先生と繋いでこられた全国臨床糖尿病医会を担っていけるものかと、未だに悩み続けながら運営に励んでいます。
本会理事の先生がたをはじめとして,学術委員および保険委員のご協力により春と秋の学術集会が運営できています。また、会員および会員医療機関所属コメディカルの臨床研究を支えるために、プロトコル委員と倫理審査委員にも多大なご協力をいただいています。
最近では、2020年から本邦でも大流行が始まったCOVID-19の影響で、学術集会がWEBでしか遂行できない事態が続きました。しかし、2023年9月から旧来の形で実開催が可能となり、本来の学術集会に回帰できました。
本会は、最新の糖尿病学を学ぶだけでなく会員医療機関の健全な運営のための英知を交換し、そして親睦を深め合う事を主題としています。その遂行をお手伝いするのが歴代の会長の意向に添うものだと肝に銘じながら会の運営に励みたいと存じます。
会員諸先生のご協力があってこそ全国臨床糖尿病医会が運営できますので、今後も宜しくお願い申し上げます。
杉本英克